ストールコート作図
早速パタパタモードくんで製図してみました。仮縫いは後日。
東京洋服商工協同組合の『注文紳士服技術全書』の2枚袖ラグランコート。
90年代に出版された本なので見やすく、ラグランの製図一つとっても1枚袖、2枚袖、3枚袖、
セミ、スプリットラグランなど様々な種類が載っていておススメです。
左・製図を基にアレンジした今回仮縫いするコート
中・製図書通りに引いた身頃。
右・同袖。
パターンはこんな感じ。とりあえず最初なので見返しも無い簡単仕様コート。
本来は前後身頃、前後袖同士を一体化させた後に袖付けかな?
とも考えましたが、シャツのように脇から袖まで一直線に縫えちゃう仕様にしました。
ロックミシンで縫い合わせるので縫い代は6mm。
前端を少しでもバイアスに近づける為に、前身頃は脇に地の目を通してます。
素直に切り替えちゃった方が良い気もしますが、一体構造になってる面白み、みたいな部分もあると思うんですよね。
とりあえずなので前端・裾・袖口は切りっぱでw
こんな感じにストールを掛けてるような見た目になる予定。ちょいちょいこんな服ありますよね。
前中心に20cmもついてるのでたぶんこの画像よりもモッサリした印象になります。
折角PCで製図してもプロッターが無いので、大量のA4用紙にプリントして
貼り合わせてパターンを切り抜くというアナログな手法をとらざるを得ない...
CAD+レーザー裁断機でペーパーレスな環境というのが夢ですね。
地の目線がパターン端より出っ張ってるせいでプリント範囲が余分に取られるという地味な罠。
これは仕様なのか?
端とか剥がれたら困るところはメンディングテープで補強しつつ、野球でも観ながらスティックのりで延々貼り付けます。
韓国代表、控えメンバー中心なのに強くない?岸があんなに打たれるのはなんかショック。
あのショートの選手は守備が素晴らしかったのでNPBで見てみたい。
用紙の端をカットして線同士を合わせるようにして張り付けると楽。
頭を使わない作業なので思ってたより楽でした。
スティックのりはダイソーのコイツが使える。
たまに洋裁関係のブログとかで、『生地を縫い合わせる時は消え色PiTSがあると何かと便利』
という内容を目にするんですが、あれは消え色PiTSがネチャッとしてる(適度な接着力がある)からなのかなと思います。
右側の△のスティックのりはサラッとしていて、大きさも形状的にも
〇形より塗布できる面積が大きいので今回の作業にはうってつけでした。
仮縫いでパターン調整するたびにプリントアウトしてたら大変。
ある程度このパターンで切ったり開いたりして完成形をまた出力する感じかな。
パターンの印付けの入力法も確認せねば。