デッキレインパーカー(仮縫い)
明けましておめでとうございます。
WET WEATHER PARKAとも呼ばれる、米軍が40年代から60年代後半？
まで使っていたレインウェアを土台にパーカーを作ります。(防水性は無し)
まず1/2から。ちょっと凝った編み上げ方なのはプルオーバーじゃなくファスナーつける予定だった為。
ここ1～2年でHYKE・WORKERS・F/CE.といったブランドでも見かけ
とどめにミハラヤスヒロ/22ssでアレンジされた物を見て欲しくなりました。
3レイヤーのパリッとしたのも良いけど、軍モノ的粗野さを感じる物に惹かれます。
古い与圧服のようだったjuun.j(17ss左)・KTZ(17aw中)・julius(10ss右)のブーツのような編み上げで紐だらけ！
みたいな物も作りたかったので丁度良いです。右のブーツサンダル当時欲しかった(；∀；)
さらに驚いたことに、@patterners_lifeさんがパターンを載せているのを発見してしまい…
服を作る者として引け目と己の狡さを感じつつ、叩き台にさせて頂きました。
他にも軍モノ中心に色々な服を載せられてます。
WORKERSさんもワーク・ミリタリー・アウトドア・トラッドまで色んな服の詳細画像と解説で
見応えあるし服作りする人にはすごく勉強になります。
ポケット無しも初期のNｰ2 Parkaっぽくて良い。色も似てるし胸にU.S.N.と入れたくなる。
これにドラポケ付けただけで良さそう。
フードはモッズコートのパターンを基に。この斜め皺は何でしょうかね？(;´Д｀)
耳ハトメの上にくる布はわざわざ曲線をつけることも無いだろうとベース型に。
圧着の場合は角が無いほうが剥がれづらくて良いんでしょうけど。
2枚接ぎフードはスウェットならまだしも、布帛はダーツでも入れない限り変な形状になりやすい。
防水性を意識したフードなら縫い目を減らす為それも止む無しだけども。
「本物はこういう仕様になっていて～」というこだわりは、否定はしたくないけど邪魔になる事も多い。
ワーク・ミリタリー界隈は綺麗さより当時の歴史が反映された、生産性の為に見た目が少々妥協された
パターンや仕様に興奮する変態も多いので匙加減が難しい。
雑にピン止めした胸ポケット。外から叩くか内から叩くか。
開きを着やすいようにして着丈伸ばしてコートにしても良さそう。
やはりデザインとして完成してるなと思います。
けどやはり紐マシマシにしたい。
意匠としての編み上げを追加して赤線のどちらかに目立たないポケットも追加予定。
現時点のパターンはこんな感じ。
ファスナーがつく予定だったのでマチ分削った結果、襟ぐり寸法がプルオーバー足り得ない。
袖も2枚袖にしたけど1枚袖(＋タック？)の方が雰囲気に合ってそう。
頭の中では完全にファスナー開きのつもりだったけど、作ってみると良い意味で脱線できた。
(基にしたパターンの完成度あってのことだけど)
年々腰が重くなるけどアイディアを出すにはまず手を動かすのが一番大事ですね。
実際に手を動かして得たアイディアや初めは考えつかなかった、想像を超えれた時の喜びを多く味わいたい
そんな1年にしたいです。ついでにマリーンズが優勝すればもう思い残すことはありません。
そして昨年ブログを見に来てくれた方にお礼を。
忘れた頃に更新しているので今年もひとつよろしく。
ついでのついでにこのアイテムをざっくり解説してる動画も。
