【ダイソー】ワークキャップ【分解】
昨今のストリートファッションの流行もありキャップを被る人が増えたと思います。
というか個人的にこれまでキャップに興味がなかったのも相まって、漠然とした「今っぽさ」を感じます。
今っぽいどころか最早この手の物はダイソーでも売られている始末です。
私のような今さら興味を持った人間は、マーケッターに「採用遅延者!m9(^Д^)」と笑われてしまうのでしょうか。
ともあれコイツが税込216円のワークキャップです。
綿ギャバジンっぽいペラい生地。真っ黒で汎用性は高そうです。
生意気にも調節金具が付いています。
内装は裏地無しでパイピング始末。
縫製はお察しですがこの価格の商品にクオリティーを求める方が間違ってます。
というかこのキャップが200円で買えてしまう事が恐ろしい。
どこかで割を食っている人がいるんじゃないかとかなり複雑な気持ちになります。
試しにトルソー君に被せました。彼は超小顔なのでなんでも似合います。
こんなイメージで被りたいんですが、頭周り58cmの帽体では私には小さくてパツパツになりますorz
さて、充分堪能したので本題へ。
ワークキャップ君にごめんなさいして分解しましたm(__)m
ワークキャップは帽体が若干すぼまっただけの円筒形なので単純な構造ですね。
ポリスチレン?のつば芯。2mm厚でちょっと自分のミシンで縫うのは遠慮したい雰囲気。
勉強になった部分はコレ↑梱包用の結束バンドにそっくりな素材が伸び止めテープとして縫い込まれていました。
型崩れ防止に一役買ってます。
つばの生地。左右で大きさが微妙に違うのがわかると思います。右が上で左が下側のパーツ。
何故大きさが違うのかというと、パターン(縫い代)にほんの2~3mm差をつける事によって、縫い目を目立たなく仕立てています。
目立たない事でどうなるかというと、スッキリした見た目になります。
これを縫製の用語では「控える」と言います。ジャケットの衿にもこの「控え」のテクニックが使われています。(テクニックというほどでもない)
分解してから思い出したので私物の色褪せたキャスケットで代用。控え分量が確認できます。
さて、構造は把握できたので少しだけパターンをいじって自作してみようと思います。
COMING SOON!!!