ブリテッシュアーミーオーバーコート(仮縫い)・前編
衣服標本家・長谷川さんの『半・分解展の型紙』ページを眺めていて、目を引いたブリティッシュアーミーオーバーコート。
背面のウエストから裾にかけてのドレープに惹かれ作ってみました。
と言っても型紙を購入した訳ではなく、このコートが載ってる製図書を探したら
すぐに見つけられたので、そこから仮縫いして修正したものです。
British army greatcoatに通ずる要素を多く持つ、魅力的なコートです。
著作権切れてるし別にいいんでしょうけど、人様の商売の邪魔になるのも嫌なので
製図書の詳細は伏せておきます。
いつも通り雑な仮縫いです。
一番上のボタンを閉めた状態。生地が足らなかったのでウエストで接いでます。
Aラインシルエットの邪魔にならない箱ポケットを予定。
肩幅はほぼジャストで、袖はオリジナルよりかなり細目にしてます。
傾きの構造は着用時の方が分かりやすいんですが、ちょっとそういう写真が撮れてませんで。
台襟がしっかりしてないとかなり残念な事になりますね。そもそもの衿ぐり寸が大きい。
このフレア分量を見よ!の図。スマホの前でくるくる回って撮りました。
着丈は122cm。
ベルト位置は2~3cm上げたい。そういえばエポレットつけ忘れた。
袖は本来だと身頃側にステッチが入ってるようですが、袖高(縫い代を袖側に倒す)で作ってます。
袖山の高さは14cmでイセは35mm。この辺は生地やデザインによっても変わるし
「もっと良くなるんじゃ?」と思ってしまうので沼にハマりやすい。
ベルトを外した図。これはこれで良い。
後日、製図についての後編を投稿します。
連休中はGYAO!で映画見て引きこもろうぜ!
なんだか普段より良い映画が沢山UPされてる気がする。
以下に紹介する作品はもちろん無料視聴できます。もちろんチョイスは偏ってます。
セッション
名門音大に入った19歳のジャズドラマーが上を目指してもがく物語。
教授がハートマン軍曹ばりに凄まじい、演奏シーンは流石の格好良さ。
パワハラ的描写が苦手な人は見ない方が良いかも。挫折を味わった人にこそ響きそう。
ヒトラーの忘れもの
大人が始めた戦争の後始末(地雷処理)をさせられる少年兵達と、ドイツを憎むデンマーク軍人のお話。
憎しみと寛容、重いけどすごく良い作品です。
U・ボート(DAS BOOT)
説明不要の傑作潜水艦映画、メインテーマが名曲。普通に呼吸ができる事すらありがたく思えてくる。
好きな人は良いけど、ちょっと長いかも。
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
ナチのエニグマ暗号機の解読に挑んだイギリスの天才数学者のお話。
アラン・チューリングという人について知れてよかった。
MI6などが絡んだ駆け引きも楽しめる。当時のイギリスの法律には驚いた。
みかんの丘
1990年代前半、ジョージアから独立を求めたアブハジア共和国との紛争中、
敵国同士の負傷兵二人を現地のお爺さんが介抱していく人間ドラマ。
派手さとは無縁、質素に静かに戦争の虚しさを描いた作品。
ゆったりし過ぎて序盤ちょっとかったるく感じるかもだけど、話が進むほどに
雰囲気に馴染んで心地よくなってくる映画。主人公の人柄に癒される。
主題歌と劇中歌が良い。
みなさん、さようなら
団地で一生暮らすと決めた主人公。一見するとコメディっぽい話だけどいやはや。
身近なスケールの小さい話だからこそ刺さるものがある。良い事も悪い事も。
主人公の純粋さと波留の役が良かった。