洋裁日記

洋裁が趣味の千葉ロッテファンが、作業過程などを載せます

モッズコート(仮縫い) その2

前回の仮縫いで自分が着るにはサイズが大き過ぎ、特に裾フレア分量が多過ぎると感じたので

「ミリタリーウェアの本」のモッズコートを参考に作図しました。

・フロントのデザイン

・フードのデザイン

・アームホール、袖

・フレアのバランス

主にこの辺りを弄りました。 良い感じにAラインシルエットが出たと思います。

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馬鹿の一つ覚えかのようなカーブフロントファスナーです。

アシンメトリーな見た目と、ファスナーを開けた時の衿の落ち着きというか「表情」みたいなものが好きです。

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首元のデザインは「M-48 Field Parka」っぽくしました。

一般的に知られているモッズコートといえば「M-51」と「M-65」ですが、「M-48」はこれらのご先祖様にあたります。

フィッシュテールと呼ばれる、後ろ裾の独特な形状を初めて採用したモデルです。

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フロントファスナーが向かって左に寄っていたり、首元の珍しいデザイン、MA-1のようなユーティリティポケットがついていたりと

かなり面白い作りになっています。資料用に欲しい。

 

余談ですがM-48やM-51の『M』はモデルの略で軍の制式であることを示します。

そして1948年採用なので『48』という具合。

また一口にM-51と言っても「M-51 Field Trousers」や「M-51 Field Jacket」など別のアイテムも存在します。

更に兵器の場合、例えばM-16ライフルですと『16』は銃種ごとの通し番号なので、

この場合は「16番目に採用されたライフル」と言う意味になります。

ややこしい事この上ありません。

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ディティールが凝った服は作っていて楽しいです。その分腰が重くなりますが。

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フードを被ると顔がスッポリ覆われるこの感じ好き。

少し不気味でいて、どことなく可愛さもあるというか。

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個人的にコイツのイメージが強いです。

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スナップボタンやドローコードがついたら更に雰囲気が出るでしょう。

悪い癖で色々付け足したくなるんですが我慢我慢。

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フィッシュテールはもう少し角度をつけて、ウエストも少し絞っても良いかな。

 

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(ダン ダン ダダダン)

フジオカー ユウダイ!

ナイスバッティング!!

交流戦期間中になんとか勝率5割に戻れ戻れ戻れ...